グループについて

カポエイラ・ヴァジアソン(Capoeira Vadiação)

 
 1999年12月、久保原信司によって名古屋で結成されたカポエイラ・ヴァジアソンは、日本のカポエイラ界における草分け的グループのひとつです。カポエイラの歴史、伝統を大切にしながら、自由で楽しいカポエイラの習得と普及に取り組んでいます。

 「ヴァジアソン(vadiação)」という言葉はポルトガル語で、直訳すると「放浪する」「遊びふける」という意味です。ただ今日のようにカポエイラがスポーツとして世界的に有名になる前、20世紀初頭のバイーア州ではカポエイラのことをヴァジアソンと呼んでいた時期がありました。「カポエイラをしよう」というのを“Vamos vadiar!(ヴァーモス・ヴァジアー)”と言いました。

 当時は港で重労働に就く労働者たちが仕事の休み時間、気晴らしにカポエイラをしたり、日曜日の昼下がり、カポエイラをするために若者たちが集まったりしていました。そこでは誰もが純粋に楽しむことを目的としてカポエイラをしていましたし、カポエイラが日々の生活の中に根付いていました。今日のようにお稽古事として、ユニフォームに着替えて、昇級やイベントを目標にしてカポエイラをするのとは全く違う状況がありました。

 そういうライフスタイルとしてカポエイラがあるのって素敵だな、という思いから「ヴァジアソン」という言葉をグループ名にしました。